作品集 VOL.4
この作品集について
「ASIFA-JAPAN作品集 Vol.4」(デジタルデータ版) は、国際アニメーションデー (IAD) におけるASIFA各国支部間の交流を目的とし、支部相互の交換プログラム用として2023年に制作されました。 この作品集の使用は、国内外におけるASIFA各国支部主催による IADの催しでの非営利上映に限られています。
収録作品
監督:中村古都子 2018 / 6分40秒
仲睦まじい様子の家族に隠された「嘘」。
何のための、誰のための「嘘」なのか。
虚実、清濁が「MIX」しているこの世界で、大切なものは何だろう。
監督:木下蓮三 1994 / 13分
ひろしくんと白ネコのチュチュは、自然の中でのびのび過ごしていますが、ある時、遊びに夢中になって互いにはぐれてしまいます。ひろしくんは、チュチュを尋ね歩く内に、伐採される森の木や、排気ガスで曇る都会、あき缶やゴミで汚れた海などにぶつかります。
「どうしてこんなになっちゃったの・・・」
自然環境保護の大切さを、言葉の壁を越えて、また理屈ではなく感性に率直に訴えます。
監督:ダイノサトウ 2014 / 1分57秒
魚達の快楽の館。純粋な生殖行為でない魚の快楽を描いていく。 すると、釣りや水揚げですら、性行為に見えてくる。 ギリシャの詩人、C.P.カヴァフィスの「私はあそこのベッドに泊った」に着想を得て制作した。
©Dino Sato監督:村上寛光 2004 / 8分32秒
ある日、パンダから「君の手でこの世界を救わなければならない」と告げられた少年の話。
©Royal College of Art監督:八木大 2020 / 4分18秒
風や水など、自然の力を使って、歯車やピストンなどの仕掛けを動かし、いろいろなものを作り出していくミニプラントの過程や仕組みの面白さを描いています。
©DAI Yagi / DAIKOBO監督:大西宏志 2016 / 4分48秒
イジー・トルンカの『手』へのオマージュ。『手』が発表された年は私が生まれた年でもあります。
© ONISHI Hiroshi, 2016監督:伊藤有壱 2011 / 18分05秒
舞台は港街「Y」。一片の赤いレンガは、洋館の一部として100年ものあいだ港街のうつろいを眺め続けてきた。「あの四角いキラキラしたもの」が何なのか知りたくて、ある日ついに壁を抜け出した。
©I.TOON