作品集DVD VOL.2

このDVDについて
「ASIFA-JAPAN作品集 Vol.2」(DVD版) は、国際アニメーションデー (IAD) におけるASIFA各国支部間の交流を目的とし、支部相互の交換プログラム用として2009年に制作されました。 この作品集の使用は、国内外におけるASIFA各国支部主催による IADの催しでの非営利上映に限られています。
収録作品

監督:西本企良 1982 / 7分28秒
立方体の粘土に手を突っ込んで出来た立体の断面から得られた形を、空間軸を時間軸に置き換えてアニメーションとして展開した作品。美術大学デザイン科1年生の基礎教育資料として制作された。
CGではなく、全て手描きで作画されたセル・アニメーション。



監督:高橋慶 2005 / 5分32秒
誰もが生まれる前に記憶しているかもしれない風景。そこであなたや僕がこれから始まるであろう人生について考える。そんな出来事を作品にしたいと思い制作しました。

監督:ダイノサトウ 2006 / 3分30秒
U.G.サトーが1996年に発表した同名の絵本を映像化。
一筆書きの線だけで描かれた、シンプルな世界。

監督:島村達雄 2009 / 8分07秒
世界の人口は爆発的な増加を続けている。人々の生活基盤は都会に傾斜し、世界各地に巨大都市が出現している。都市はグローバル市場経済が支配する世界で、人々の欲望や野心が渦巻いている。そこは果てしない生存競争の世界でもある。競争社会の中で人々は生き残ることだけが目的化し、昼夜を問わず働き、巨大都市の成長に奉仕する奴隷となる。 生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死んで死の終わりに冥し。

監督:伊藤有壱 1990 / 2分23秒
夜道を急ぐ自転車のシルエット。家路を急いでいたその少年は、自転車のライトが照らし出した不思議な生き物を見た。不思議な生き物が驚いて逃げ出した後に残された望遠鏡らしき物をのぞくと、今まで見たこともない夜空の星の世界が広がるのだった。

監督:長崎希 1990 / 11分30秒
春の訪れを告げる水仙の咲きだす頃、赤毛布をまとった子が雪野原を歩いています。まっ青な空に太陽もまぶしく、水仙のつぼみもふくらんで、春の訪れは間近です。けんめいに歩く子どもを見つめているのは雪童子。今日は冬が最後のひとあばれをする「水仙月の四日」だったのです。西の山から雪婆んごもやってきて、冬の仕事がはじまります。


