IAD 2024 in Kyoto – 17:40〜19:00 : 第1部 講師たちの作品上映



水尻自子


『不安な体』

 5分47秒 2021年

生き物、人工物、図形、線。異質なものたちが同じ枠の中で出会ったときその間には新たな方向が生まれる。それを感触として感じたくて、物体はそれをどこまでも追いかける。イメージに身を委ねる感触的なアニメーション。


『しりプレイ』

 4分39秒 2005年

お尻と指が遊ぶように動く、初のアニメーション作品。


『布団』

 6分03秒 2012年

布団の中に入る。頭に浮かぶ記憶、想像する此の先、思い起こす感触、染みついた性、何も かも一緒に気持ちよくとろけていく。布団の中で身体が感覚を求めて彷徨う。


『幕』

 5分26秒 2014年

狂言の舞台/眼科の診察室/寿司屋のカウンタ、それぞれの空間で向かい合う二人が居る。二人の間には、守らなければいけない少しの距離がある。その距離の間には、なんだかこわいような、心地いいような、ふんわりと柔らかくで、もっと欲しくなく感触が漂う。欲した感覚はあっという間に動き出し、弄っていく。


『Animafest Zagreb 2020 Official Festival Trailer』

 0分35秒 2020年

ザグレブ国際アニメーション映画祭のオフィシャルトレイラー。Loveをテーマに制作。



中村古都子


『お留守番』

 6分18秒 2010年

お母さんが用事で出かけてしまい、二人きりでお留守番をすることになった姉妹。
早速ぬいぐるみを取り合い、喧嘩を始めてしまいます。 やがて激しい雨が降ってきて、、、


『MIX』

 6分40秒  2018年

仲睦まじい様子の家族に隠された「嘘」。
何のための、誰のための「嘘」なのか。
虚実、清濁が「MIX」しているこの世界で、大切なものは何だろう。



清家美佳


『蛾のいるところ』

 5分24秒 2001年

蛾を増殖させる女性の話。


『ふりだし』

 8分22秒 2016年

いつも辿り着く前に転んでしまう。転ぶ度に手にしたコップは欠け、また元の場所 から始まることを幾度もくり返す。けれど転び続ける事でやっと見えてくる事もある。答えは自分の中にある。



エガネバクチアリ・ノーバル


『陰陽』

 4分45秒 2023年


『陰陽』は中国の陰陽の概念に基づいたイランの昔話であり、白(陽)と黒(陰)の二 人のキャラクターが一緒に旅をするという話である。彼らが砂漠に到着したとこ ろ、水がなくなった白は、友人の黒に水を求める。しかし、黒は水を渡すことを 拒否し、二人の間に緊張が生まれる。