IAD 2023 in Kyoto – 木下蓮三・木下小夜子特集
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IAD 2023 in Kyoto – 木下蓮三・木下小夜子特集 2023年11月3日(祝・金) 17:00 〜 20:00 |
17:05 – 17:45
第1部「クライアントワーク」
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『ゲバゲバ笑タイム』
1986年、35mm/ビデオグラム原版、28分(抜粋 10分)
監督: 木下蓮三
美術/アニメーション: 木下小夜子
製作: スタジオロータス
ゲバゲバおじさんの、ほのぼのとしたショート・ギャグが次から次へと飛び出す。セリフのない絵と動きだけのギャグは世界中の人々に楽しまれている。
※ ゲバゲバおじさんは、1969〜1971年に日本テレビで放映された人気番組「巨泉・前武のゲバゲバ90分!」のメインキャラクターで、木下蓮三がデザインし、アニメーションを演出。
シカゴ子供のための国際映画祭入選、国際交流基金所蔵。
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『カリキュラマシーン』
(1974〜1976年、日本テレビ放映)より抜粋(12分)
1974〜1976年、日本テレビで放映された子供向け教育番組。木下蓮三がアニメーション部分を演出し、人気を博した。 |
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『CMセレクション』
(12分50秒)
木下蓮三と木下小夜子が1970年代〜80年代に制作したコマーシャル作品集。国際賞を多数受賞。 |
17:45 – 18:20
第2部「日本を考える」
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『いったい奴は何者だ?』
1971年、35mm原版、3分40秒
監督: 木下蓮三
脚本: 木下小夜子
アニメーション: 木下蓮三、木下小夜子
音楽: 宇野誠一郎
製作: スタジオロータス
国民総生産 第1位となった日本は、公害の先進国にもなった。我々の肉体をも商品にする奴ら。
いったい奴は何者なのだ!
草月アニメーションフェスティバル出品。 |
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『MADE IN JAPAN』
1972年、35mm原版、9分
監督: 木下蓮三
脚本: 木下小夜子、喰始
アニメーション: 木下蓮三、木下小夜子
音楽: 齊藤太郎、中根彬
プロデューサー: 木下小夜子
製作: スタジオロータス
四畳半ひと間を舞台に、歌舞伎、ポルノ、公害、ビジネスマン、芸者、横井庄一など、当時の日本の縮図が次々と登場し、次第に交錯してゆく。1970年代、“Made in Japan”のラベルを世界にとどろかせながら、空前の高度経済成長期を猛進する日本。止まるところを知らない狂騒曲に混迷し、浮かれ踊る様子を風刺する。
ニューヨーク国際映画祭グランプリ、国際交流基金所蔵、ASIFAフィルムライブラリーに永久保存。 |
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『琉球王国 - MADE IN OKINAWA』
2004年、35mm原版、17分43秒
企画/原作/脚本/監督: 木下蓮三・木下小夜子
音楽: 小六禮次郎
沖縄音楽: 知花三線倶楽部
プロデューサー: 木下小夜子
製作: スタジオロータス
沖縄の人々の心と歴史を、史料考証に基づいて描いた短編アニメーション。
むかし、琉球王国では、ゆっくりと時が流れていた。北斗七星と太陽と海。波間からミルクヤ−(弥勒屋の神)やノロ(巫女)が現れる・・・。美しい神秘的な世界。
浜辺のクバの木陰、琉球人の男が一人、横になって海を眺めている。男の前を沖縄の歴史が通り過ぎて行く。明との交易、薩摩藩の侵略(1609)、江戸への慶賀(1710)、ペリー艦隊上陸(1853)、琉球藩の廃止(1879)、皇太子の沖縄訪問(1921)、そして第2次世界大戦・・・。沖縄戦の悲劇、米軍の占領。そして現代。 琉球人の男は今も変わらず浜辺に横たわっている。
スイス、ウクライナ、韓国、ドイツ、イタリア、クロアチア、リトアニア、アメリカ等、各国の国際映画祭で招待上映。 |
18:35 – 20:00
第3部「平和への思い」
広島のテレビ局が制作した番組から
(抜粋合計 約20分)
1997年1⽉15⽇に亡くなった⽊下蓮三を偲ぶ 3つのテレビ番組から、⽊下蓮三の制作⾵景や⽊下⼩夜⼦のインタビューなどを抜き出して構成したプログラム。
映像資料の発掘とデジタル化は、科学研究費「オーラル・ヒストリー 芸術運動としての広島国際アニメーションフェスティバル研究」(課題番号 22K00263)と京都芸術⼤学の特別研究助成を得て⾏った。
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1997年7⽉ 放送:
広島ホームテレビ HOMEスーパー J チャンネル
「アニメ作家 ⽊下蓮三さんの遺作展」より
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1997年8⽉6⽇ 放送:
広島ホームテレビ ⻄⽥篤史のテレビランド
「8.6 特集 RENZOの残したもの」より |
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1998年8⽉9⽇ 放送:
広島テレビ サンデーリポートひろしま
「愛と平和 第7回国際アニメーションフェスティバル広島⼤会」 より |
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『第18回広島国際アニメーションフェスティバル
- HIROSHIMA 2020 オープニングタイトル』
00分45秒
1985年〜2020年に開催された広島国際アニメーションフェスティバルで、各プログラムの冒頭で上映されたオープニングタイトル。第1回大会から、毎回同じものが使用された。
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『最後の空襲 くまがや』
1993年、35mm原版、28分51秒、埼玉県平和資料館常設上映作品
監督: 木下蓮三
原作/脚本: 木下小夜子
音楽: 小六禮次郎
プロデューサー: 木下小夜子
製作: スタジオロータス
1945年8月14日夜、第二次大戦最後の空襲を終戦前夜に受けた熊谷市の惨劇を、当時の記録や体験者の話・手記を忠実に参照して描いた短編アニメーション。
先の東京空襲で孤児になってしまった主人公、幸子(さちこ/7才)は、熊谷の叔父に引き取られることになり、8月13日、一人、熊谷駅に下り立つ。しかし、従兄弟の良雄や正雄と楽しいひとときを過こしたのも束の間、翌晩、再び空襲に巻き込まれてしまう。熊谷市では数時間の内に多くの市民が犠牲になり、生き残った人々も、無残な焼け跡の中で玉音放送を聞かねばならなかった。幼い幸子の命も奪われた。そしてさらに、空襲では助かった良雄も、河原で見つけた不発弾によって不慮の死を遂げてしまう。
クラコウ国際短編映画祭(ポーランド)名誉賞。 アヌシー、CINANIMA、ライプツィヒ、広島等、多数の国際映画祭で公式上映。 |
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『無想』
1988年、35mm原版、2分
監督/脚本/アニメーション: 木下蓮三
音楽: 佐藤三樹夫
プロデューサー: 木下小夜子
製作: スタジオロータス
作者の心の内を描く水墨画アニメーション。 |