IN東京

世界のアニメーション – 広島国際アニメーションフェスティバル受賞作品 1

 

10月13日(土) 16:40 〜

(1) メタモーフ
監督:ラストコ・チリッチ 2005 / 10:39 / セルビア
第11回大会 国際審査委員特別賞

そのライフサイクルについての報告。常に変化し続けるとても奇妙な生物“メタモーフ”。



(2) マダム・トゥトゥリ-プトゥリ
監督:クリス・ラヴィス、マチェック・シェバウスキ 2007 / 17:15 / カナダ
第12回大会 国際審査委員特別賞

マダム・トゥトゥリ-プトゥリは現世の持ち物すべてと自分自身の過去の亡霊の重みに押しつぶされそうになりながら、夜汽車に乗り込んだ。見知らぬ人達に親切にされたり、おどしにあったりしながら一人旅をする。日が暮れて暗くなっていく中、絶望的できわめて抽象的な冒険をしていることに気づいた彼女は、現実と空想の世界をゆきつもどりつしながら、自分自身の邪悪な感情と対峙し、ミステリーとサスペンスの流れの中にひき込まれてゆく。


(3) アップルパイ
監督:イザベル・ファベ 2006 / 9:23 / スイス
第11回大会 優秀賞

肉屋に恋をしたパン屋の乙女。しかし、猟師の連れている犬が、彼女の計画を台無しにする。


(4) ブリタニア
監督:ジョアンナ・クインヌ  1993 / 5:00 / イギリス
第5回大会 カテゴリーE1位

「ブリタニア」は英国の特質を風刺したもので、富と力を求めて、他民族の誇りと豊かな自然を奪ったようすを描く。


(5) 家を買った男
監督:ピョートル・サペガン  1998 / 7:08 / ノルウェー
第8回大会 ヒロシマ賞

ある日、一人の男がカムペンの市街地に家を買った。が、そこにはもう誰かが住んでいた・・・


(6) 深遠への旅
監督:ジョルジュ・シュヴィツゲベル  1992 / 4:00 / スイス
第4回大会 カテゴリーE2位

疾駆する馬上の2人。そのリズムに合わせて動く別の動画と交互に2人は消えてはまた現れる。


(7) バランス
監督:ヴォルフガング・ロウェンシュタイン、クリストフ・ロウェンシュタイン  
1989 / 7:40 / ドイツ
第3回大会 カテゴリーF1位

5人の男たちが宙を漂う台の上を動いている。その台のバランスを保つには全ての男たちがその台にかける重量を均等にしなければならないが。


(8) ヴィレッジ
監督:マーク・ベイカー  1993 / 14:00 / イギリス
第5回大会 ヒロシマ賞

小さな孤立した村から外を見ると、平和と静寂そのものである。しかしながら、羨望、欲望、ゴシップが限りなく渦巻いており、次第に現実が暴露されていく。


(9) ミルク
監督:イゴール・コヴァリョフ  2005 / 15:30 / ロシア、アメリカ
第11回大会 グランプリ

少年が、愛に目覚めながら、家族の限りある命と向き合ってゆく。網の目のように関連づけられたディテールによって、肉体関係、そして存在の緊張そのものをとらえようと試みながら、少年の様子を描く。