ASIFAについて

 

国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)及び日本支部(ASIFA-JAPAN)について

国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)は、アニメーション芸術の国際的振興とアニメーションを通じた国際的相互理解と友好親善を目的とする、世界で唯一のアニメーションの非営利国際組織です。

ノーマン・マクラレン、ジョン・ハブリー、ポール・グリモー、イワン・イワノフ・ワーノ、カレル・ゼーマン、アレクサンドル・アレキセイエフ、レフ・アタマーノフ、イリ・トルンカ、ジョン・ハラス等、アニメーション界の巨匠達によって1960年に設立され、本部はフランス・アヌシー市に登録されています。

今日では、およそ5,000人の世界中のプロのアニメーション関係者が所属しています。ASIFAは、個人会員で構成される国際組織ですが、活動の促進を図るべく、国や地域で支部を設置することが認められており、現在では40以上の支部/事務所が存在しています。アニメーションの普及と発展のために、また、アニメーションを通じた異文化理解のために、国際的に協力しながら活動を展開しています。

日本では、1981年、久里洋二、薮下泰次、手塚治虫、持永只仁、川本喜八郎、木下蓮三らを含む22名により、ASIFA規約に準ずる支部としてASIFA-JAPANが設立され、現在では75名の日本を代表するアニメーション作家や関係者が所属しています。

ASIFA-JAPANの主な活動としては、隔年で共催している広島国際アニメーションフェスティバル(主催:広島市/(財)広島市未来都市創造財団)と、毎年開催している国際アニメーション・デー(10月28日)記念上映会等があります。

広島国際アニメーションフェスティバルは、ASIFA公認国際映画祭として、1985 年、木下蓮三・木下小夜子両氏によって設立されたもので、コンペティション、特別上映、展示、セミナー、ワークショップ、 エデュケーショナル・フィルム・マーケット等で構成され、2年毎に開催されているアニメーションの総合的な文化事業です。

ASIFA 副会長/ASIFA-JAPAN会長でもある木下小夜子氏が第1回大会からフェスティバルディレクターを歴任し、そのプログラム構成、運営、共に世界で最も質の高い映画祭として高く評価され、また、優れた才能が発掘される場所として、アニメーション関係者のみならずメディア界全般から注目を集めています。

現在、 2014年8月21日(木)〜25日(月)開催予定の第15回大会 HIROSHIMA 2014に向けて 鋭意準備を進めています。HIROSHIMA 2014は、大会運営組織の設立から30年を迎える記念大会となります。