ごあいさつ

国際アニメーション・デー 2009の開催を祝して

今年も、世界各地の皆様と共に、国際アニメーション・デー(IAD)をお祝いできることを、大変嬉しく思います。

特に、今年の夏は、我々の初代会長であるNorman McLaren氏の短編アニメーション『隣人』(1952年、8:30)が、ユネスコ三大遺産事業の一つである「Memory of the World (世界の記憶または世界記録遺産)2009」に登録され、特別の記念の年になりました。
ご存知のように、『隣人』は、反戦をテーマにした作品ですが、今回の登録について、私は偶然にも8月6日の平和祈念式典の朝、原爆ドームのすぐ近くで第一報のメールを受け取り、不思議な感慨を覚えました。アニメーションを通して世界恒久平和を追求するASIFAの精神にふさわしい出来事でした。
この素晴らしいニュースを分かち合えることを嬉しく、また、誇らしく思います。

そして、来る2010年、ASIFAは、設立50周年を迎えます。
皆様と共に、さらなる50年を目指して、アニメーション芸術の振興と発展のために活動してゆきたいと思います。

今年の国際アニメーション・デー2009も、楽しく成功裡に開催されますよう、祈念いたします。

ASIFA会長/ASIFA-JAPAN会長
木下小夜子