IN大阪/プログラム
第3部「クロアチア・アニメーション特集」
ASIFAクロアチア支部が国際アニメーション・デーのために制作したクロアチアの短編作品集。 1999年〜2006年に制作された9作品。
11月3日(土・祝) 14:00 〜 15:30
(1) ”In Dividu” (個々別々)
監督: Nicole Hewitt 1999/ 7:05 制作: ザグレブ フィルム
生物、無生物、区別無く解析、解体しバラバラにする。
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(2) “Plasticat” (プラスチキャット)
監督: Simon B. Narath 2003/ 9:30 制作: Kenges ケンジス
夜。街。ポケット一杯のお金。人の行きかう歩道に乞食。何かが起こりそうでしょう?歩道をぶらりと歩くというだけで人生がとんでもない方にいく。いや、とんでもなく良い方向へ?
(3) “Every Day For Itself, Never Together” (今日は今日・・・)
監督: Goran Trbuljak 2002/ 7:00 制作: ザグレブ フィルム
有名なクロアチア/ドイツのアニメ作家で画家、ヴラド クリステルの絵に刺激を受け制作された。二人の人物がカフェに座り、コーヒーを飲んでいる。実人生では、新聞が言っている事とは全く別なことが二人の周りで起きている。でも最後に我々が見るものは、それ自体も現実でない・・・
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(4) “Complex Premonition” (複雑な兆候)
監督: Dusan Gacic 2003/ 8:00 制作: ザグレブ フィルム
カジミール マルジェビックの作品の中の主人公に強く影響された作品。ある男とその環境が、その自然の形や性格が変形してしまうという世界がを表現される。ただ残されたものは形骸、あるいは記号のみ。
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(5) “Train” (列車)
監督: Goran Stojnic 2005/ 8:44 制作: ザグレブ、クラコフ美術学院
現実と、実人生と抽象世界の関係の探求。
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(6) “Little House on a Tree”(木の上の小さな家)
監督: Darko Krec 2005/ 6:30 制作: Ars Animata Studio
忠誠と友情の物語り。
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(7) “Gipsy Song” (ジプシーの歌)
監督: D. Medjurecan & M. Mestrovic 2004/ 9:19 制作: Kreativni Sindikat
有名なクロアチアの作家、M.クリーツァ、が作った陰鬱なバラッドに触発され制作された映像。登場人物の不安な心の中が、詩的な方法で表現される。ドイツ表現主義を思わせ、阻害され自滅していく文明の未来が描かれる。
(8) “Soldat” (兵隊)
監督: David Peros Bonnot 2006/ 4:00 制作: Kenges
もし兵隊の銅像が生きて、動き出したらどうなる?
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(9) “Leviathan” (レバイアサン)
監督: Simon B. Narath 2006/ 15:00 制作: Kenges
見るものは、トーマス・ホッブスの1651年の書物、「レバイアサン」に触発され、制作されたアニメ絵巻の中を、ハチャメチャだが笑顔絶やさぬ人物によって案内される。